我が国の科学技術のさらなる発展のために、微力ながら母校に協力しましたところ、2018年10月に東京大学基金の栄誉会員とさせて頂きました。
東洋経済の記事によれば、日本の大学の中では2017年度の東京大学の寄付金額は1位で132億円とのことです。
https://toyokeizai.net/articles/-/246297
しかしながら、米国大学の寄付金額トップのハーバード大の2016年の寄付金額は11億9000万ドル(約1300億円となっており、東大の10倍の金額です。
ハーバード大に限らず、米国では様々な大学が東大をはるかに上回る巨額の寄付金を受けています。
[2016年 米国大学寄付金ランキング]1位 | ハーバード大学 | 11億9000万ドル | 1300億円 |
2位 | スタンフォード大学 | 9億5000万ドル | 1040億円 |
3位 | 南カリフォルニア大学 | 6億7000万ドル | 730億円 |
4位 | ジョンズ・ホプキンス大学 | 6億6000万ドル | 720億円 |
5位 | カリフォルニア大学サンフランシスコ校 | 6億ドル | 660億円 |
6位 | コーネル大学 | 5億9000万ドル | 650億円 |
7位 | コロンビア大学 | 5億8000万ドル | 630億円 |
8位 | ペンシルベニア大学 | 5億4000万ドル | 590億円 |
9位 | ワシントン大学 | 5億4000万ドル | 590億円 |
10位 | イェール大学 | 5億2000万ドル | 570億円 |
(出典:Forbs Japan)
資金力が豊富であれば研究の設備費用はもちろん、優秀な研究者を数多く集めることができます。日本の優秀な研究者が米国に流出しているのであれば、それは国益を大きく損なうことであり、残念で仕方ありません。長期的な国力増強のためにも、ひとりでも多くの研究者が日本の大学で研究し、学生を教育されることを期待します。
私個人としては、微力ではありますが引き続き何らかの形でお役に立ちたいと考えております。